突き抜けるほどのピュアな想い、その原動力は内から溢れ出るエネルギー

ピュアでごめんなさい

新企画のピュアでごめんなさい
ピュアな想いや考えを持っている方をご紹介してペイフォワードしていく企画です。

株式会社ミライユの三神です。
今回ご登場いただくのは、株式会社TheFlow代表取締役 若林 凜様(以下若林様)です。若林様に今の考え、会社の未来、想いの丈をお聞きしていきたいと思います!本日はよろしくお願いします。

若林様ーよろしくお願いします

ーはじめに、若林様についてエピソードなど交えて教えてください

若林様ー私は起業する以前、市役所に勤めていました。ただ、「地域に貢献したい!」という強い想いを持って市役所に入ったわけではない、というのが正直なところです。実は大学院時代の指導教授から、「研究を続けていくなら、一般企業よりも市役所勤めの方が無理のない生活を送れるんじゃないの」という言葉をもらい、そのままの流れで市役所に勤めました。

就職後は文書管理、システム運用、新規システムの導入、会計部門での出納業務、経理の資料作成、社会福祉法人の監査、就職支援、中小企業の支援などの様々な業務を経験しました。

その後、自分のキャリアを考えるタイミングを迎え、これまで学んだことを新しい方向に活かしたいという想いを持ち始めました。このまま市役所で働き続けるよりも、「私自身が起業すれば良い」という結論に至り、コロナが始まったばかりの2020年8月に起業しました。

ーすごいですね・・・!コロナ禍での起業というのは非常に行動力にあふれた勇気ある選択だったかと思います。

若林様ー周りにもよく言われます(笑)私自身、ノリと勢いで生きているところがあって、いざ決めたら即チャレンジ!という精神なんです。ここまでコロナが長引くとも思っていなかったので、正直やられたなぁとも思いましたね。

ただ、そのような状況下でも諦めないのが私の良いところかなと思っています。コロナ禍の影響で何度もピンチを経験したことは事実ですが、だからこそ立ち向かおう!という前に進む気持ちを持って挑むことができました。

ー「ピンチはチャンス」という言葉をまさに体現されていらっしゃると思いました。若林様の行動力となっている源はありますか?

若林様ー「内なるエネルギー」だと思います。
以前、Twitterでポロっとこぼしたんですが、10代後半からしばらく体調を崩していた時期があり、周りの人よりも活動時間に制限がありました。幸いなことに毎年少しずつ体調も良くなったのですが、いざ元気になったら「今の環境、行動量じゃ物足りない」と思い始めました。

今まで元気な自分でいられなかった分、病気が治って元気になったら、内からどんどんエネルギーが湧き出てきたんです。内側からあふれ出るエネルギーを、市役所では燃やし尽くせないことに気づき、起業を決意しました。

ただ、先ほどもお伝えしたように私は勢いで進むタイプの人間なので、起業までのプロセスではたくさんの失敗を重ねました。そこで私以外に起業を志している方々が同じような失敗をしないためのお手伝いをしたいと思い、起業家のお困りごとをサポートするための起業家支援システムをつくることを決めました。

ー起業家支援システム「TheFlow」「Co-office」について詳しく教えてください!

若林様ーまず”THE Flow”は、起業を志す方々が抱える起業準備に関する疑問、不安を解決し、経営者としての力を付けるためのサービスです。続いて”Co-office”は、士業・コンサルタントの方々が起業家の方と繋がるためのサービスです。

アプリ”TheFlow”では、起業にむけて必要なことが全て簡単に理解できる仕組みが作られています。具体的には、日記を書くだけで当日の経理計上が簡単にでき、毎年の確定申告で必要となる情報が全て保存されます。

また、その日記の中に「悩み」を書く欄があるのですが、記入すると匿名表記のままで”Co-office”を使う専門家から無料でアドバイスをもらうことができます。”TheFlow”の売りは『全ての人にとってやさしく、簡単であること』なので、アプリの仕様は誰が見ても分かるようなとても簡単で気軽に使えます。簿記の知識も全くいらず、日記をつけるだけでどんどん必要な情報を蓄積させることができます。

ー日記を付けるだけで必要な情報が蓄積される・・・画期的ですね!サービスの開発に至ったプロセスを詳しく教えてください!

若林様ー私自身がそうだったのですが、起業する時って調べないといけないことが膨大にあるんです。だけど起業家のほとんどの方々が、起業準備って一生に一回しかやらないんですよね。

当初は、『何から手をつければ良いのか?』『悩みは誰に相談すればいいのか?』を持っていたとしても、一度解決してしまえば終了なんです。何度も起業準備を経験すればその道のプロになれますが、ほとんどの方々が起業準備を二度も経験しないから、人に教えられるほどの知識として残らないんです。

さらに、人は自分自身が全く知らないことを調べることはできません。たとえば、起業を決意したAさんと一度は起業を経験したBさんの2名がいるとしましょう。Aさんは起業準備に向けて必要なことをリストアップしますが、法人用クレジットカードを作る必要性があることを全く認識していなかったとします。その場合、仮にBさんが法人用クレジットカードを作成する必要性や流れを知っていたとしても、AさんはBさんに質問・相談を投げかけることすらできません。

今のはあくまで一例ですが、後になって「知らなかった」というような機会損失をなくすためにも、やるべきことをどんどん教えてあげるアプリを作成したいと思ったのがきっかけです。個人事業主の方は当社サービスで経理などの事務に関するイロハを分かりやすく勉強してもらい、ゆくゆくは会社が大きくなったらfreeeさんやマネーフォワードさんなどの大手サービスへ移っていくのが理想的かなと思います。そのために、データ移行ができるようにしています。当社サービスは、起業家の方々が次のステップへ進むために橋渡しする存在でありたいと思っています。

ー起業後に経験したハッピーだった出来事はありますか?

若林様ー色々な方々との出会いの輪が広がったことです。

当たり前かもしれませんが、公務員時代は様々な業界の社長・経営者の方々に会う機会はほとんどありませんでした。だけど、起業後は本当に色々な方々と出会う機会があり、お会いした皆様からたくさんの刺激とパワーを分けていただく日々です。

今回のような取材の機会をいただいたり、開発したサービスの詳細を聞きたい人に出会えたり、はたまたサービスを使いたいというお話をいただいたり。本当に良い方々との出会いが増えました。

がむしゃらに理想を追い求めていたら、同じように何かのビジョンを掲げた方々と出会う機会が増えたと実感しています。起業後は心が折れかけたことも何度もありましたが、その度に諦めないで進んで本当に良かったなと思います。

ー若林様の行動指針について教えてください!

若林様ーかかわる全ての方々の可能性を無駄にしないことです。

本当はやりたいことがあるのに、自分自身が置かれている環境や立場のせいで挑戦を諦めざるを得ない方々が世の中にはたくさんいらっしゃいます。そのような悲しい思いをする方々を一人でも減らしていきたいと思っています。

私自身、これまでの人生でも周囲からネガティブな言葉をもらって傷ついた経験もたくさんあります。また、理不尽な理由でチャンスを奪われたり、可能性をつぶされた経験も重ねました。

過去を変えることはできませんが、未来は変えられるものです。これまで私が経験してきたことをサービスとしてプラスのかたちに昇華させ、起業家の皆様が後悔のない選択を行うための手伝いをする存在で在り続けたいですね。

ー色々なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!お困りの起業家の方々を支援したい、という若林様のピュアな想いをひしひしと感じました。サービスが正式リリースされた際は、私もぜひ利用させてください!

若林様、本日はありがとうございました!

写真【プロフィール】
株式会社TheFlow
猫とお菓子作りをこよなく愛する
代表取締役 若林凜

中央大学大学院法学研究科を修了後、神奈川県内の地方自治体に奉職。
総務、システム運用、会計等のバックオフィス系の業務を主軸に、就職支援や中小企業支援業務にも携わる。
その後、コロナ禍の2020年8月に起業。当初の事業内容は業務改善系IT導入支援だったが、何故か思いついた起業チュートリアル系小規模起業向けバックオフィスWebアプリ(長い)の開発に着手し、起業サービスの破壊的イノベーションを目論んでいる。

【Twitterアカウント】

・りん|代表取締役という名のなんでも担当【TheFlow Inc. 】

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